インドへの旅 振り返って
まさにちょうど1年前、初めて南インドを訪れた。
たった1週間の滞在でしたが、
毎日の濃度がものすごく、その体験のすべてをなんとか振り返ることができるまで1年かかったような気がします。
帰国してすぐにコロナの影響が出始め、
どんなに遅くとも夏には普通の生活に戻るだろうと思っていた。
現実は、1年後の今も影響が収まるどころかこれからますます激しくなりそうな勢い。
来年の今頃はどうなっているのか。
本当に検討もつきません。
ただ私個人に限って言えば、コロナがきっかけで家族にとって大きな決断をして、それは以前からずっとそうしたかったことなのでむしろ感謝してもいいくらいです。
ヨガを学んでよく思うことは、
起こった物事それ自体に善し悪しはない。
そのことに対して自分がどういう姿勢で望むかどうかだけが大切だ。
コロナも、事故も、病気も。
あらゆる"不幸"だと思うことも、
それ自体が悪ではないのだと思います。
起こったことには、原因がある。
そしてそれはもう取り消せない。
それならば、どうしたらそこから学べるか、改善できるか、あるいは人智の及ばないことならどう諦められるか、その視点から前に進みたいと思う。
言うほど簡単ではないですね、きっと。
旅と話が逸れてしまった。
単なる旅行ではなかったインドへの旅。
この先も人生が続く中、何度も思い返すだろう。
そしてそのたびに、また違った気づきを得るのだろう。
そんな深い内容と素晴らしい時間を過去だけでなく未来にも与えてくれたマスター、はじめ関わってくださった全てに感謝します。
いつかまた行きたい。
あの千本柱の間を通り抜ける風を感じに。