インドへの旅⑥Day3
この辺はちょっと記憶が曖昧。
自分の撮ってきたiPhoneの写真(インドへ行くから携帯をPHSからiPhoneに変えたのだ)を見返したり、Facebookグループの投稿を見返したりしても思い出せない。
とにかく、もう毎日が新鮮と驚きで自分が処理できる能力を超えていた。
この日は、チェンナイ空港からバスでマスターの故郷のカンチプラムに向かう途中のホテルから出て、いよいよ到着した日なはず。
途中で色々な所に寄ってくれたので、もう何が先だか後だか覚えていない。
私は小さいノートをいつも持ち歩いて、マスターの言葉やそれぞれの寺院の僧侶の説明などを簡単にメモしていた。
それがこの日はすっぽり抜けている。笑
3日目で少し疲れてきていたのかな。
夜に行ったどこかの寺院。
綺麗なブルーにライトアップされた寺院をバックにみんなで記念撮影。
そうそう、なぜマスターはこの時期に私たち生徒をインドに連れて行ってくれるかというと。
この時期はインドの新年のお祭り(ポンガル)で、本当に全土で色んなお祭りや儀式が行われているから。
綺麗に着飾って寺院を訪問するたくさんの人々。
地元の人たちは、それこそ長い列を作って並び神様に会えるのを待っている。
私たちは外国人で、しかも信奉者でもないのにマスターの顔(とたぶんいくばくかの寄付)で特別な通路を使わせてもらい、彼らをすり抜けて待たずに参拝させてもらえた。
しかも一般の参拝者が入れない場所や、見れない物を見せてもらえたり、寺院の高位の僧侶の話を特別に聞かせてもらえたりした。
本当に本当に貴重な体験でした。
これもすべてマスターが手配してくれたから。
それも簡単なことではなく、マスターの友人たちが何ヶ月も前から粘り強く交渉してくれたからだと後で聞いた。
前日まで無理だと断られていた所もあったそう。
そんな苦労に報いることができるようなものを私は受け入れることができただろうか。
わからない。
わからないけれど、この旅が私の心に一生残ることは間違いない。
この一度のインドへの旅が、私のこれからのヨガの学びに一生貢献してくれることも間違いない。
行って、訪れて、体感して、経験したこと。
見たもの、触れたもの、感じたもの、嗅いだ匂い、味覚に触れたもの。
それら全てが、私の血となり肉となる。
帰国後、すぐにコロナの影響で海外に行けなくなってしまった。
まさか一年後まで同じ状況(どころか悪くなってる)とは思っても見なかった。
だから、余計思うのです。
あの時、本当に行けてよかったな、と。