六本木時代の話
都会が大好き!とかではないのですが。
六本木で派遣で数ヶ月働いていました。
後にも先にもあんなに六本木に通ったのははじめて。
そして二度とないだろうなぁ。
働いていた会社は外資系で、
大江戸線の六本木駅を降りてすぐの高層ビル。
おしゃれだし、外資系だし、何もかも新鮮で。
おっとり系の旦那との会話がつまらなく思ったのを今も覚えています。
ランチの店もたくさんあって。
お洒落なパン屋やカフェが軒を連ね。
外資系の社員たちは皆サッパリしていた。
けど、私は仕事が全然できなくて。
経験が乏しいのに、さも経験ありますみたいに面接で望んでしまったから。
後でボロが出た。
派遣終了されてしまった。
後に来た女の子はものすごく出来る人で。
性格も良くみんなの人気者。
私はますます卑屈になって。
誰も本当の自分を理解してくれない。
甘えん坊の子どものようでした。
ある日、辞めることになった私はある社員の方をランチに誘いました。
2人でゆっくりお話ししたかった。
けれどその人は私の後任の女の子を誘っていた。その時にはもう精神がボロボロだった私はいたたまれず先に席を立ちました。
あんまりうまくいかなかった日々。
当然です。
うまくいかない原因を外に見出していたから。
問題はいつも自分の中にあるのに。
六本木。
まさか自分が働く場所になるとは、
まったく考えたこともなかった。
人生、面白いな♪
追記:一度高層ビルの中で地震を経験しました。大きく揺れるようにあえて設計されてるとはいえ、あれは怖かったなぁ。高層ビルで働きたくはないなぁ。