人生でやらかした大失敗②
調子に乗って書いてます。
熱のせいです。
ほっといてください。
オーストラリア移住のための作戦
その②米国公認会計士の資格を取る。(会計士は重宝されるし箔がつくから。日本のやつより簡単。)
まぁ、日本の会計士資格より取るの簡単だと言っても。
会計士だよ?
え、難しくね?
私、まったくお金の計算に興味ないのに!
数字がめちゃくちゃ苦手なのに!
けれど、この資格。
意外と文系でもいけるんです。
テストはだいたい4択だったと思う。
論文とかもなかった。
ただ試験の範囲がべらぼうに広い。
だから一人で勉強しようとはさすがに思わず、専門学校に通いました。
その専門学校のチョイスは当たりでした。
学長でもある社長さん、とても素敵で。
テキストもシステムもよかった。
値段は80万くらいだったかな。
まぁ学校だしそのくらいの値段はするでしょ。
オーストラリア移住のために貯めておいた貯金をほぼそこで使いました。
ただ貯めておくより、資格として活かす方が得になると考えたから。
浅はかなわけです。笑
学校もテキストも授業もよかったです。
問題があったのは、自分。
それなりに勉強もしました。
英語もシンプルだし、苦手だと思っていた会計の知識も結構面白かった。
試験だから効率よく点を取れればいい。
そう教わっていました。
しかし、魂がね〜。
損なわれてしまったね。笑
経理の仕事なんて、やったことは愚か考えたこともなかったのにね。
アホだなぁ。
今はそのアホぶりが可愛くさえ思えます。
目的のために手段は選ばす!でしたね。
そして、試験当日。
この試験、アメリカの資格なので。
当然アメリカ行って受けないとなんですね。
私はハワイにしました。
行ってみたかったし、渡航費用が安かった。
2週間前くらいからハワイのホテルに泊まって、最後の追い込みをかけるつもりでした。
いや、それがね〜。
無理でしたな〜。
だって、ハワイだよ〜。
気候はいいわ、のんびりしてるわ、
バルコニーに綺麗な鳥は来るわ、で
毎朝コーヒーを飲みながら、デカすぎるオレオのパックが食べきれないので鳥にあげてました
勉強する気になるはずないじゃん!
それでもさすがに遊びほうける気分にはならず、ちょこちょこっと勉強しては近くのショッピングモールやネットカフェやABCストアをウロウロしたりしてました。
当日はさらに悲劇。
試験、全然わからん。
もう適当に適当を重ねて回答して、
サッサと切り上げてホテルに戻りました。
私はその夜泣きました。
もう、情けなくて情けなくて。
なんのために私こうしてるんだろ。
お金も時間もかけて、
ここまで来たのに。
試験に落ちることはわかっていました。
もちろん一発で簡単に合格するほど楽なものではありません。
学校の仲間は何回も受けたり、猛勉強してそれぞれの目的を果たしていました。
私はまた試験に合格することを目的にしてしまっていたのです。
それを使ってどうしていくかはぼんやりしていた。
深く考えていない。
心を見つめていない。
本当にやりたいことではなかったのに。
次の日、気を取り直しました。
立ち直るのは早く、遊ぶのは得意。
試験も終わったし、ハワイを楽しむか!
あの時にバスで巡ったハワイよかったな♪
パイナップル畑や、広い景色。
シェイブアイスも美味しくて!
北部の街ハレイワもよかったなぁ。
フラダンスのショーもとても素晴らしかった!
旦那にすごくいいウクレレも買えたし。
大好きなハワイアンミュージシャンのマカナ君のコンサートが1週間後にあると知り、飛行機を変更してまで行こうと思ったけどさすがにやめた。試験のために来たのに‥と。
今思えばいっとけばよかった!笑
だからポスター剥がしてかっぱらってきちゃった!笑
あの時に過ごしたハワイでの思い出は今も心に素敵な思い出として残っています。
こうやって書いていて、
私本当にやりたい放題だな、と。
結婚もしてるのに、よくこんな放蕩嫁を旦那の両親は見守ってくれたものです。
優しい人たちの愛に囲まれて生きてきたんですね。
今でもまぁまあやりたい放題ですみません。
その後どうしたかと言うと。
すっかり試験を受ける気持ちは無くなってしまいました。
そもそも移住そのものもよくわからなくなっていたし。
たくさんのテキストどうしよう。
その時にいっとき派遣で働いていた外資系の会社の社員の女の子に確か二万円で譲りました。
一冊だけ、簿記の基礎みたいなテキストだけ今も大切に持っています。
とても、わかりやすくて。
私それで簿記三級とったんですね!
二級は難しくて落ちたけど。
苦手だと思っていた経理の仕事も、もしかしたらやればできるのかも!と思いました。
やって出来ないことなど何もないのかもしれない。
やる気さえあるのなら。
彼女に送ったテキストが入ったダンボールの中に一言メッセージを入れました。
でかい文字で、
use it well!
ハリーポッターが死んだ父親の形見の透明マントをもらった時、ダンブルドア校長が書いたメッセージ。うまく使いなさい、みたいな意味かな。
ちょっと、格好つけすぎたかなぁ。笑